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鬱と夭折の天才と、表現と引き寄せと、そして改善に向けての道

2019.02.20

この写真は「ニック・ドレイク」という、1970年ごろに活動していたシンガーソングライターです。

彼の代表曲「チェロ・ソング」は、羽生結弦選手がフィギュアスケートで使用していた曲なので、覚えている方も多いとは思います。
素晴らしい音楽的才能の持ち主ではありましたが、売れることはなく、不幸なことにうつ病を患い26歳の若さで夭折しました。
作品が注目されたのは、その後のことでした。
向精神薬を過剰摂取して人生の幕引きをした彼ですが、同じように精神を病んで自ら命を絶ったミュージシャン、アーティストと比べると、また違った雰囲気を感じます。
 
そういう形で世を去った表現者というのは、たいていはその作品から、鑑賞者をも破滅に引きずりこむような、どす黒いオーラを大いに漂わせています。
スピリチュアル的に言うと、それらは「避けた方がいい、良くない物を引き寄せる作品」と云うことになります。
しかしニックの音楽に関しては、そういった強烈な闇を感じさせることはありません。
儚げではありますが、美しい曲たちばかりなのです。
 
ネガティブな方向での創作活動をしているうちに精神が蝕まれてしまうのは、そういった作品に自分自身が引きずられていってしまうからで、そんな表現を進めている限りは、精神の荒廃は止められないものがあります。
しかしニックは違います。曲作りとは全く関係ない方向から、精神を病んでいってしまったようなのです。
 
つまり適切にうつ病を快癒させることさえ出来ていれば、回復して音楽シーンへと戻り、再び以前のような表現活動を続けてゆくことが、できた可能性が高いのです。
今生きていれば70歳、繊細な魂が齢を重ねた時、一体どんな心境になっているのでしょうか。若者にどんなメッセージを送っていたのでしょうか。
 
実に残念でなりません。
 
伝記ではうつ病が治らない時、カイロプラクティックは受けていなかったようなのですが、もしその方向からの改善を図っていたら……整体師としては、そんなことまでも、つい考えてしまいます。

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