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頭を暖かくして頭痛から心身を守る

2019.01.22

冬の寒さは頭痛を誘発させ、悪化させてしまう要因の一つでもあります。
寒風、寒い空気中に頭を晒していると、頭蓋骨を覆っている筋肉も冷えてきます。この筋肉の冷えが、顔から上半身にかけての、体の諸々の部位に悪影響を与え、それが頭痛につながってゆくようになるのです。

まず、頭蓋骨周辺の冷えは、頭部の血管の収縮を招きます。この収縮の状態が長く続くと、頭全体がその状態で順応してしまい、暖かい部屋に入った時に起こる血管の拡張に頭が過剰反応することとなり、結果、頭痛が起きてしまうと云うのがあります。
偏頭痛や群発頭痛は、脳や三社神経等、頭部・顔面の血管拡張によって発生するものです。
拡張はお酒を飲み過ぎた時や、不規則な生活・疲労・ストレスなどで自律神経が乱れた時に、思いもかけない形で起こるものですが、この、不意な形での拡張を、疑似的に作り出すことになるのが、「寒暖差」です。

寒暖差は夏でも冷房の効いた部屋で頭痛を引き起こしますが、これは冷え性を伴い、居づらい場所で起こるので、エアコンが原因とはっきり分かるモノです。
ですが暖房の効いた場所で起こる頭痛というのは、冷えが逆にある程度おさまりやすく、ホッとできる環境下でのモノなので、冷えとの関係性には気づきにくいのです。

また、頭部の筋肉が冷えて緊張すると、首、さらには肩の筋肉まで硬直するようになります。そうして酷くなった首こり・肩こりから、頭痛を引き起こすと云うケースがあります。
血管からの頭痛は偏頭痛的なものでしたが、こちらは緊張型頭痛の典型的なモノと言えます。

さらに頭部・顔面の冷えは耳・こめかみ周辺、目周辺の筋肉・神経にも影響を及ぼし、その結果頭痛になる例もあります。
耳やこめかみの周辺には三叉神経があり、この三叉神経も顔全体の諸々の機能をつかさどる器官なので、冷えで頭痛を引き起こす場合もあるのです。
また、目周辺の筋肉が硬直すると、それはそのまま眼精疲労に似た状態となります。
眼精疲労はそのまま頭痛と直結しやすいので、これもやはり冷えからの頭痛と言えます。

これらの頭痛を防ぐ為には、何より冷えから頭を守ることです。
疎かにしてしまいがちな人も多いですが、帽子でしっかりと頭部を冷えから保護することが、一番にして唯一の対処法であります。
最もオススメなのが、頭の後ろや耳まですっぽり覆えるニット帽です。
他にも顔面の冷えからくる筋肉の硬直対策として、マスクをしたり大きめの眼鏡をかけるという方法があります。
ですがコレはあまり防備しすぎると不審者みたいになってしまうので、まずは頭の冷えを抑えることを優先しましょう。
人の体は顔の冷えはある程度悪影響が出ないように耐えられることができますが、頭部の冷えに関してはそうもいかないのです。

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